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2023年度「ホスピタリティ・マネジメント・プログラム」ワークショップ合同発表会

2023年09月07日

8月27日に千代田キャンパスの大講義室にて、経営管理プログラムのサブプログラムであるホスピタリティ・マネジメント・プログラムのワークショップ修士1、2年生による合同発表会がありました。修士1年生からは、春夏学期の「導入ワークショップ」で作成した研究プロポーザルについて発表がありました。修士2年生は、各自の問題意識にしたがって進めてきた研究の中間発表を行い、このあと12月にはワークショップレポート(修士論文)として成果を最終報告することとなります。

この発表会には修士1年、2年生のほか、修了者も参加し、発表後には懇親会が行われました。そこでも互いの発表についてさまざまな視点からの意見を交わし、自身の研究の参考にするとともに、先輩、後輩の交流の場ともなりました。


発表者コメント

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修士1年生
・M2の皆さんの発表は、M1にとってとても収穫が多く、自分たちの一年後を想像できて、大変有意義でした。また、修了された先輩からのコメントもいただけて、大いに参考になりました。

修士2年生
・M1の皆さんの研究が、順調に進んでいることが感じられ、素晴らしかったです。M2の研究テーマが多岐に渡るのに対して、M1の皆さんは比較的近い領域で研究を進められています。研究領域が近いと互いのデータのシェアや意見交換なども、よりスムーズにできるので良いと思います。

修了者
・昨年、私も同じように前で発表していたので、発表者の皆さんの大変さが理解できるとともに、ここまで作ってきた資料について、大変だったろうなと感銘を受けました。テーマを見ていると最近の話題もあり、経営は生き物であるという時事性を感じました。また、研究テーマをフレームワークに当てはめて考えた時に、「やっぱり違うかな」という気づきをきっかけに、それまでに学んだことを生かしながら自分なりの答えを出していく、というプロセスを改めて思い出しました。自分自身も在学中に学んだことの振り返りができて、とても勉強になりました。後輩が成長していく姿は、先輩として嬉しく思いますし、こういう場に来て、逆に私自身も学んできたことをさらに進化させることができるんだ、という実感にもつながりました。皆さんには引き続き、素晴らしいワークショップレポートを作っていただければと思います。

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・今日の素晴らしい研究発表を見ると、バックグラウンドがホスピタリティ業界の人だけが自分の領域で小さくやっているのではなく、現役生の皆さんが、リーダーシップや組織論、企業会計、経営戦略、マネジメントと本当に幅広いことを学んでいらっしゃることが分かり、改めて刺激を受けました。
 

-発表タイトル-

修士1年生

「営業職における上司のリーダーシップが部下の⾃⼰効⼒感に与える影響」
「少⼦⾼齢化時代のゴルフ場経営について〜旅館業との類似性からの探求〜」
「なぜ、仕事に対して、やる気のある⼈とやる気のない⼈がいるのか?」
「宿泊事業者における外部資⾦調達」
「⽇本の宿泊業における労働⽣産性の向上について」
「人材不足におけるホテル従業員の離職を防ぐためには何が必要か~経営層が取り組むべき課題~」
「多職種で構成された組織の⼈材管理の在り⽅について」
「従業員のライフイベントにおける離職防⽌について取り組むべき課題」

修士2年生

「観光振興におけるオープン・イノベーションの活用:外部知識の取込みプロセスに関する考察」
「専業企業の多⾓化プロセスに関する事例研究」
「地域制約下における⺠泊というビジネスモデルの発展について〜鎌倉を題材に〜」
「サービス組織における従業員の職場満足度と顧客満足度の関係についての考察」
「外資系ホテルチェーンのブランド戦略における問題点」
「ROIC経営の導入・浸透の成功要因分析」
「⽇本のスノーリゾートの成⻑と投資の研究」
「テーマパークの国際経営における標準化ー適応化戦略における考察」
「消費⾏動における消費者感情の影響に関する考察:歴史的ノスタルジアとの関係性」
「シェアド・リーダーシップのもたらす組織への影響:シェアド・リーダーシップと⾃⼰変⾰志向の関係」
「新興外資系バイオ医薬品企業(EBP)における⽇本市場への参⼊に関する考察」

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