HUB-SBA MAGAZINE

経営管理プログラム修士・菊池友信さんと商学部・間彩里佐さんが「第13回名証株式投資コンテスト」で優勝しました

2023年02月02日

第13回名証株式投資コンテスト」において、経営管理研究科(SBA :School of Business Administration)経営管理プログラム修士2年の菊池友信さんと、商学部3年の間彩里佐さんが参加したチーム「ATM投資顧問」が、「チーム部門」で見事優勝を果たしました。

このコンテストは、名古屋証券取引所(以下、名証)が金融リテラシーの向上を目的として学生を対象に行なっているもので、仮想的に300万円を元手として、指定の期間に名証に上場している銘柄を対象にバーチャルな取引を行い、最終的に300万円をいくらに増やしたかを競うコンテストで、個人戦とチーム戦の2部門で開催されています。

菊池さんは、前回の個人戦での参加に続く2度目の挑戦で、今回は優勝を目指し最強のパートナーを求め、すでに2度の参加経験がある間さんと力を合わせることにしました。間さんにとっては、投資サークルの活動で養った感度を試せるよい機会となりました。お二人に加え神戸大学・伊藤まりさんが参加し、3人で「ATM投資顧問」チームとして参加しました。

表彰式の様子
表彰式の様子、前列右から3人目が菊池さん、4人目が伊藤さん(神戸大)

実際に始めてみると、名証上場銘柄の中には馴染みのない企業も多く、まずは、投資の基本である企業や業界のデータ分析などの綿密な調査から始めました。コンテストのルールでは、名証のみに上場している銘柄の購入を1回以上は行うことが条件とされており、情報がゼロの企業を一から調べることになります。そこでは、これまでの経験や大学で学んだ知識が役に立ち、様々な角度から企業分析を進めていくことができたと言います。やり方としては、対象となる企業の公表情報だけで判断するのではなく、例えば、業績の上方修正があった場合に、この会社はどのような局面でどれくらいの幅で業績見直しを行うのか、といった会社のクセを掴んだり、業界全体としての傾向に照らしてみたりすることで、取引に必要な先読みの精度を上げることができたそうです。

売買については、必ずチームの意見をまとめた上で進めることとしました。時には意見が異なることもありましたが、そんな時は、お互いなぜそう考えるのか、根拠を説明し、納得するまで話し合うことで、一人では気づけない新たな視点に触れる瞬間を経験し、次第に良いチームワークが生まれていきました。

今回のコンテスト開催期間中の株式は、株価にあまり変動がなく穏やかで、短期間に実績を上げるには大変難しい相場でした。これまでにも参加経験がある他のチームからも、「今年は難しい」という声が漏れるほど。そんな中、「ATM投資顧問」も出だしは成績が振るわず、上位との差がついていき、株価の変動に気持ちを集中させる日々が続いたそうです。

商学部3年・間彩里佐さん
商学部3年・間彩里佐さん

しかし、綿密な調査や市場の読みが功を奏し、後半に向けて成績が上がり、最終的には収益率+76.16%で、2位と15%近い差をつけての優勝となりました。「株式投資は、複数の視点から企業を見ることが肝要だと考えています。本学での学びは会計やマーケティング、経営など大変幅広い分野に及び、しかも実学を重視しているので、企業分析に大いに役立ちました」と間さんは振り返ります。

経営管理研究科修士2年・菊池友信さん
経営管理研究科修士2年・菊池友信さん

昨年12月27日に行われた表彰式には、オランダ留学中の間さんは出席できませんでしたが、菊池さんが代表して参加。チームで勝ち得た優勝賞金5万円の使い道を尋ねると、間さんは、「金融政策に携わる仕事やESG投資に関心があるので、将来のための勉強として金融に関する本を買いました!」とのこと。菊池さんは、「投資の正しい知識を広めるための活動に活かしたい」と語ってくれました。二人がこれからも健全な金融リテラシーの普及に貢献していくことを期待しています。

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