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ジャーナリスト治部れんげさんのコラムが始まります。

2018年08月20日

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昭和女子大学 現代ビジネス研究所 研究員
豊島逸夫事務所 副代表
治部 れんげ

 はじめまして、2018年経営学修士課程修了の治部(じぶ)れんげ と申します。こちらのウェブサイトでコラムを書かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 修士課程を修了したのは、つい最近ですが、学部を出たのは20年前に遡ります。学部1、2年生を小平キャンパスで過ごし1997年に法学部を卒業しました。

 当時、女子学生の就職は厳しくて、大手企業の総合職採用は100数十名中、女性1人だけということもありました。会社説明会に行くと「男性は営業か企画、女性は事務です」と、言われ、能力や適性でなく性別で職種が決まる理不尽さに、怒りを覚えたものです。

 幸い、新卒で入社した経済系出版社は実力主義で、性別関係なく機会を与えてくれる企業でした。私は記者で「面白くて役に立つ記事を書くように」と、いつも上司から言われました。原稿の出来が悪ければ夜遅くまで残って働く代わりに、同じ職種・同じ年次では給与に男女で差がない、当時としては恵まれた職場でした。

 記者の仕事をする中で、大学時代に講義で言われたことをよく思い出しました。それは「君たちがすぐ思いつくような解決策は、とっくに社会で試されている。安易に解決策を書かずに、なぜ、そういう問題が起きているかを考えなさい」ということです。

 限られた時間に情報を集め記事をまとめようとすると、どうしても「〇〇すべきだ」という紋切型の提案を書いてしまいがちです。私は大学で学んだことを直接生かせる仕事にはつかなかったものの、年月が経つにつれて「あの時、大学で聞いた話」や「読んだ本」について思い出すようになります。

 16年間、会社員記者をした後、4年前の春に独立して、今は執筆や講演に加え、東京都の男女共同政策に関する委員や、非営利団体の理事を務めつつ、企業向けに女性活用に関するコンサルティングをしています。

 この大学で学んだことが、社会に出てからどう生きているか。また、20年ほど見てきた日本企業の経営について思うことや、40歳過ぎてから大学院へ行った理由、育児しながら働くこと等について、記していきます。

治部 れんげ プロフィール

1997年、一橋大学法学部卒。日経BP社にて経済誌記者。2006~07年、ミシガン大学フルブライト客員研究員。2014年よりフリージャーナリスト。2018年、一橋大学大学院経営学修士コース(HMBA)修了。日経DUAL、Yahoo!ニュース個人、東洋経済オンライン等にダイバーシティ経営、女性のエンパワーメントについて執筆。現在、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。東京大学情報学環客員研究員。日本政府主催の国際女性会議WAW!国内アドバイザー。2019年日本が議長国となるG20の公式エンゲージメントグループWomen20(W20)運営委員。東京都男女平等参画審議会委員(第5期)。公益財団法人ジョイセフ理事。一般財団法人女性労働協会評議員。著書に『稼ぐ妻 育てる夫』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信』(日本経済新聞出版社)等。2児の母。

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